番組情報
- 漁師の自販機
- 2023年11月19日(日)放送
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敦賀駅交流施設「オルパーク」に、面白い自動販売機があります。その名も「漁師の自販機」。
設置しているのは、敦賀ふぐや敦賀真鯛を養殖している漁師・石川恵(さとし)さんです。
北陸新幹線の敦賀延伸にあたり、知人に自動販売機の設置を勧められたという石川さん。「県外から来た人に、地元の特産に敦賀ふぐと敦賀真鯛があることを知ってもらいたい」という思いがありました。
自動販売機には「敦賀ふぐのてっさ」や、「敦賀真鯛のたたき」を置いています。全て自ら手作りしたものです。
石川さんは元々、京都で料理人をしていて、結婚を機に敦賀に移住し、漁師になりました。「料理人だった頃の経験をいかし、最高においしい敦賀ふぐや敦賀真鯛を調理して提供している」といいます。
石川さんのこだわりは「一匹の魚を無駄なく使い切ること」。例えば、敦賀ふぐの皮を使った「てっぴ」を置いています。てっぴ作りは、皮からトゲを取るところがすごく大変なのですが、家族で大事に育てた魚なので捨てる部位がなるべく少なくなるよう、調理しているそうです。
「育てるところから調理・販売まで責任を持ってしているので自信のある商品。おいしく食べて笑顔になってほしい」と言います。
また、石川さんは自動販売機の他にも、休日には「敦賀ふぐの天ぷら」をメインにした屋台を出店。石川さんが敦賀に移住した6年前、地元の人が「敦賀ふぐや敦賀真鯛を食べたことがない」と言っているのをよく耳にしたそうです。そこで、「気軽に食べてもらえるよう、屋台や自動販売機で設置した」という石川さん。
今後の目標は「漁師の自販機」を京都や大阪、東京にも設置すること。「都会で有名になれば、魚の良さを敦賀の人たちにも伝えやすい。自動販売機を通して、敦賀の良さを様々な所に発信していきたい」と語ります。
【漁師の自販機 】
設置場所:敦賀駅交流施設「オルパーク」 (福井県敦賀市鉄輪町1-1-19)
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