番組情報
- 白山平泉寺どじょう
- 2021年07月04日(日)放送
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勝山市平泉寺地区で、新たな名物を生み出す取り組みが進んでいます。
その新たな名物候補とは「どじょう」。
近年、暑い夏を乗り切るスタミナ食として注目が集まっています。
始めたのは、地元の合同会社グループロテクの谷浩紀さん。
地元農家と関わる中で、高齢化で荒れた田畑が増えていることを実感し、有効な活用方法を思案していました。
そこで、当時うなぎが高騰し、同等の栄養価があるどじょうに注目が集まっていたことから、休耕田を使って育てようと考えます。
養殖技術は、どじょうで有名な島根県安来市で学び、まずは自分の田んぼを使って事業を開始しました。
しかし、すぐに成功とはいきませんでした。
養殖の最初の段階、産卵させることはすぐにできたという谷さん。
ところが2~3cmの稚魚になるまでが難しく、温度管理やエサなど、学んだ通りに環境を整えても、全滅したこともあったと言います。
試行錯誤しながら続けた3年目の2020年4月。
生産量が安定してきたことから、販売を開始することにしました。
しかし馴染みのない食材のため、飲食店では取り扱いが難しいとの声を聞き、自らキッチンカーでの提供を開始しました。
名物化を目指して付けた名前は「白山平泉寺どじょう」。
谷さんは、「どじょうには田舎のイメージがある。田園風景が広がる勝山なら、名物になりうる」と考えています。
どじょうを育てるだけなら手間がかからないため、高齢化で稲作を止めた人でも、自分の田んぼを使って養殖を始められると考えている谷さん。
賛同者を増やして、ゆくゆくは地区の産業にしていきたいと話します。
■白山平泉寺どじょう(グループロテク)
住所 | 勝山市平泉寺町平泉寺112-10-2
連絡先 | 0779-64-5710
WEB | https://www.big-advance.site/s/163/1261
Instagram | https://www.instagram.com/dojo.stagram/