番組情報
- 福井の心を伝える
- 2021年08月29日(日)放送
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宗田光一さんは、数学をモチーフにした現代美術に取り組む画家。
30年程前から画家として活動を始め、還暦を過ぎてからは地方のまちづくりに携わる活動もしていました。
そんな宗田さんは実は北海道出身。
3年前に越前市に移住してきました。
きっかけは、越前市が絵本に関する事で町おこしをすると聞いた事。
これまで絵本作りをしたことがなかった宗田さんは「自分の画家としての力を活かせる」と、越前市の地域おこし協力隊に応募し、採用されたのです。
絵本作りのヒントにしようと、福井県内に残る伝承を調べていた宗田さん。
あわら市に残る伝説「嫁おどしの肉付き面」の話を聞いて感動したと言います。
そして、宗田さんが福井に来て感じていた「福井の人の人柄の良さ」は信仰心からくるものだと納得したそう。
ヒントを得た宗田さんはオリジナル絵本を作る上で、福井の良さ=人の優しさを伝えられるものにしようと考えました。
そして、最初に完成した絵本が、心優しい鬼の夫婦と少年が登場する「めおと鬼」。
本当の優しさとは何か、鬼って本当に怖いものなのか。本を読んだ子どもたちに考えてもらえる物語となっています。
さらに宗田さんは、歴史ある仏教文化の下、育まれてきた福井の心、本当の優しさや思いやりの心を伝えようとしています。
■創作絵本について
越前市の小・中学校や
県内の公立図書館等で読むことができます。
■宗田光一さんへの問合せ
住所 | 越前市丸岡町80-40-5
連絡先 | 080-3978-9959