番組情報
- 米酢を醸して300年
- 2021年06月13日(日)放送
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江戸時代から300年以上、米酢作りをしているのが、
小浜市の老舗醸造元「とば屋酢店」。
代々受け継がれてきた製法で作られる米酢は、
ツンとした刺激が少ないのが特徴です。
今回は、とば屋の米酢と、300年以上変わらぬ味を守る
12代目の米酢作りへの想いを紹介します。
小浜市に300年以上、味を変えない米酢があります。
作っているのは、老舗の醸造元「とば屋酢店」です。
1710年、江戸時代に、とば屋の5代目が始めたとされる米酢作り。
現在12代目の中野貴耀(なかのたかあき)さんが、
代々続く製法を守り続けています。
とば屋の米酢作りの特徴は、
原料となる米麹甘酒をろ過せずにそのまま発酵させること。
これは米の旨味を最大限に活かしきるためで、米の甘みを感じる、まろやかな味になるのだとか。
また、とば屋のもう一つの特徴といえば、発酵の元になる種酢。
とば屋では、前回仕込んだ酢の一部を取って置き、
次の仕込みで種酢として使っています。
代々受け継がれる種酢と壺が、
とば屋の味を作り出しているのです。
種酢の中には、数百種類もの酢酸菌がいると言われていますが、
何年も使い続けることで、蔵慣れしてくると中野さんは言います。
蔵慣れした菌は、小浜の土壌、空気や湿度、
蔵の環境に合った菌で、
とば屋の味を作り出しているのです。
最近は時代に合わせた、ポン酢やドレッシングなどの
製造、販売も始めたとば屋ですが、
その中に加えられる米酢は、先代の味を頑なに守り続けます。
もう一度使いたいと思ってもらえるものが
良い米酢だと考えている中野さん。
おいしいと言ってくれる人がいる限りは、
どんなに手間や時間が掛かろうとも、
変わらない味を追い続けます。
■とば屋酢店
住所 | 小浜市東市場34-6-2
問合先 | 0770-56-1514 0120-56-1514
営業時間 | 9:00 – 17:00
定休日 | 日曜・祝日
WEB | https://www.tobaya.com/
■とば屋酢店 酒井店
住所 | 小浜市小浜酒井95
問合先 | 0770-52-0211
営業時間 | 9:30 – 17:30
定休日 | 月曜