越前和紙のオブジェ|福井テレビ

番組情報

エ・ク・ボ通信

越前和紙のオブジェ
2022年03月06日(日)放送

 

 

 

 

 

 福井市の和紙造形作家・かとうこづえさんは、20年ほど前から越前和紙を使ったオブジェを制作しています。元々、花関連の仕事をしていたかとうさんは、偶然見かけたドライフラワーのランプに心を引かれ、和紙での制作に挑戦。するとその出来上がりに、これまでとは違った感覚を覚えました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それは和紙を通した灯りが柔らかくなり、見ていて心が癒されること。かとうさんは、その魅力にとりつかれました。かとうさんは、自分のランプを“灯り”と呼びます。通常、電灯というと天井に取り付けられた蛍光灯のように実用的なものを思い浮かべますが、灯りを下に置いて見ることで人の心が温かくなったり、癒されたり、そしてそのまま眠りにつけるような優しい効果を感じるのだとか。日本人は元々、木の文化で生活を営んできた民族。その木と木から作られた和紙に囲まれることで落ち着くのではないかと、かとうさんは考えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 和紙はオブジェの制作にも向いています。和紙は平面ですが、立体に成形することもでき、吹き付けることも可能なため、デコボコのある面などにも使うことができる「可能性が広がる素材」なのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 かとうさんのつくるオブジェにはテーマがあります。それは“命”です。「なぜ生まれてきたのか」という疑問をずっと持ち続けていたというかとうさんが、自然に作り上げていたという作品の多くは、母体・母親・女性や胎児をイメージさせる丸い形の作品に仕上がっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 最近では建具や装飾なども手掛け始めたかとうさん。越前和紙の魅力を発信するために現代にマッチしたインテリアやアートなどを提供していきたいと考えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■ディーユーアート 和紙造形作家 かとうこづえ

HP | https://washi-du.art

 

 

 

 

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