番組情報
- 野菜工場
- 2022年04月03日(日)放送
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小浜市飯盛にある「ベジグー小浜植物工場」は3年前から工場内でレタスの栽培を行っています。工場内のレタスは、太陽光の代わりにLEDの光を当て、土に植える代わりに栄養分を調整した水を与えて育てます。もちろん、病害虫に対処する農薬も要りません。
露地栽培だと種付けから収穫までが3カ月かかるところを、工場での水耕栽培では、35日間で収穫できてしまいます。自然環境の変化が少ないため、レタス自身にかかるストレスも少なくなり、クセのない味になるといいます。
「簡単そうに思える工場での水耕栽培ですが、実は手探り状態」そう話すのは推進本部長の森田剛平さんです。室内とはいえ、多少は外の気象条件の影響を受けるため、温度や湿度のコントロールをこまめにしなければならないのだとか。そのために、これまでのデータを参考にしながら育てているといいます。こうしたこまめな管理もあり、現在は約7000株のレタスを安定して供給しているそうです。
そんな中、この野菜工場では1年前から新たな野菜の栽培を始めました。その野菜とは、「ケール」です。日本では、あまり馴染みがありませんが、栄養価が高いことから、外国では人気が高い野菜です。
森田さんは、外国でのケール人気に着目し、水溶液の肥料の割合を研究するなどして、苦みの少ないケールづくりに成功しました。森田さんは、「苦みの少ないケールの魅力を全国に伝え、小浜をケール栽培の中心地にしたい」と、考えています。
■グローアンドグロー株式会社 ベジグー小浜植物工場
所在地| 小浜市飯盛80-1
TEL | 0770-64-5244
HP | http://gro-glo.co.jp
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