番組情報
- 高濱明日研究所
- 2021年08月15日(日)放送
-
-
まちづくりをゆるく、楽しく。
明日できることから楽しく始めようと活動する団体があります。
高浜町で活動する「高濱明日研究所」、通称アスケンです。
県内外のメンバー合わせて24人。
20代から40代の有志が高浜町で活動しています。
活動を始めたきっかけは、「高浜町は面白い、もっといい所があるはず」と話しくれた、県外の人の声でした。
住民からは当たり前で、その良さに気付いていない魅力を再発見していきたいと思うようになりました。
しかし、いざ活動しようとすると、規模が大きくなり過ぎたり、時間が掛かり過ぎたりと、手間や予算が掛かったり、面倒な事が多くなります。
これでは「町を良くしよう」と共感は得られても、協力は得にくくなると考えました。
そこでモットーとして掲げたのが
「明日あったらいいな、を考える」こと。
壮大な計画を立てなくても、自分たちでできること、明日すぐにでもできることから考え、作り、積み上げていけば、それがまちづくりになるという考え方です。
代表を務める冨田雄生さんは、子どもたちに「高浜は楽しい町だと感じてほしい」と言います。
未来を担うのは子どもたち。
だけど、「高浜に帰って来い」「地元に残れ」と言うだけでは難しく、「子どもたちが帰ってきたい」と思える楽しい町をつくる事が大人の責任だと考えています。
活動を始めたのは1年半前で、ブドウのスイーツづくりや
「アスフェス」というイベントなど、思い付くままに活動してきました。
高濱明日研究所は、誰もが参加できるまちづくりを目指しています。
続かなくてもいい、まずはやってみる。
頑張って何か成果や実績、結果を残さないといけないとは考えない。
そんなゆるさが、人の集まりやすい環境となり、それがいずれ、楽しい町をつくると信じ、活動を続けます。