番組情報
- OBAMAブルー
- 2021年12月12日(日)放送
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小浜市の竹田恵子さんは、13年前からガラス作家として活動しています。その作品は、軽量で実用的、そしてカラフルなもの。OBAMAガラスと名付け、販売しています。
竹田さんが、ガラス作りに出会ったのは、沖縄で暮らしていた時のこと。自由な発想で作り出される琉球ガラスに魅了されたことがきっかけだといいます。その後、沖縄で琉球ガラスの修行を積み、小浜に戻ってガラス工房KEiS庵を構え、製作を始めました。
最近、竹田さんは新たなガラスづくりを始めています。それが「OBAMAブルー」と名付けられた色のガラスです。これは、大好きなふるさと小浜の海の色を再現したもので深い緑色に近い色です。「OBAMA」のガラスの原料には、小浜の海岸の砂や小浜名物・よっぱらいサバの骨、若狭カキの殻などを使用しています。捨てられている骨や殻などを再利用し、「純粋に小浜の材料だけで作ろう」という考えが根底にありました。
しかし、普段使わない材料だけに配分がわからず、最初のうちは、割れてしまうなど、失敗の連続でした。試行錯誤の末に、2021年の夏、ようやく成功。イヤリングや皿、瓶などが完成しました。
竹田さんは、OBAMAブルーのガラス商品を通して、小浜の海の美しさを知ってもらうとともに、廃棄された骨や殻を再利用するSDGsの観点から、より美しく魅力的な海になるようにみんなの意識を上げてもらいたいと考えています
■ガラス工房 KEiS庵
住所 | 小浜市福谷9-8-2
連絡先 | 090-2372-1431