広がれモルック｜福井テレビ

フィンランド発祥のアウトドアスポーツ「モルック」は、長さ20cmほどの木の棒を投げ、12本のスキットルと呼ばれるピンを倒すスポーツ。ピンの倒し方によって得られる点数が異なり、ピンを1本だけ倒した場合にはピンに書かれた数字が、2本以上ピンを倒した場合には倒した本数が点数となり、最終的に点数を50点ピッタリにすれば勝利となります。

そのモルックを福井県に広めようと活動しているのが、ゆるモルック協会福井支部の会長を務めるト井玲於奈さんです。「モルックは誰でも楽しめるスポーツ。年齢や性別、障がいを問わず様々な人に楽しんでもらいたい」という思いから毎週鯖江市や坂井市などで練習会を開催したり、イベントなどで体験会を企画し、モルックに触れてもらえる機会を作ったりしています。

練習会に参加しているのは小学生から高齢者まで様々。幅広い年代の人たちがモルックを楽しんでいます。また、ト井さんは福井のモルックチーム「Quökka」を結成し、世界大会にも出場しています。モルックはお酒を飲みながらでも楽しめる珍しいスポーツで、世界大会はまるで祭りのような雰囲気。

真剣にモルックをプレーした後は、お酒を飲みながら交流することができ、国籍を超えて様々な人と楽しみながら仲良くなれることがその醍醐味だといいます。そんなト井さんの目標は、福井県で世界規模の大型大会を開催すること。その実現に向けて、ト井さんは県内各地でモルックの普及活動をおこなっています。